2025年9月末から約1ヶ月間、AIを活用したブログ記事の自動生成と自動投稿の仕組みを試験運用しました。
Pythonをベースに、OpenAI APIとWordPress REST APIを連携させ、キーワード入力から記事生成、メタ情報付与、下書き投稿までを自動で行うフローを構築しています。内部では複数のスクリプトが連携し、記事生成(OpenAI)→品質評価(Gemini)→再生成というプロセスを自動で繰り返す構成としました。
目次
システム構成
- Layer 1:キーワード管理と記事生成(OpenAI API)
- Layer 2:品質評価と再生成ループ(Gemini API)
- Layer 3:WordPress連携と下書き投稿(REST API)
- Layer 4:ログ管理とエラー制御
- Layer 5:環境・認証管理(.env / .venv)
この1ヶ月の試験運用により、以下の点を確認しました。
- 記事生成から下書き投稿までの自動化フローは、安定して動作すること
- 品質評価と再生成のループも技術的には機能し、一定の改善が見込めること
- 一方で、長文記事(おおよそ2,000文字以上)では、文脈の一貫性や構成の整合性にばらつきが残ること
他方、短文(300文字前後まで)や見出しレベルの出力については、表現の安定性が高く、意図に沿った内容を比較的再現しやすい傾向が確認できました。この結果から、現時点の運用では、長文ブログよりも「短い発信単位」の方がAI自動化との相性が良いと判断しています。
以上を踏まえ、本ブログにおける自動投稿の試験運用はいったんここで区切りとし、次のステップとして、短文発信に適したX(旧Twitter)の自動運用システムの構築へと軸足を移します。
ここで蓄積した実装や運用の知見は、X自動運用や今後のプロジェクトに再利用していきます。