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Pythonインストールした後の確認方法5ステップ!初心者でも安心の動作テスト完全ガイド

  • 2025年6月18日
  • 2025年6月18日
  • Python
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「Pythonをインストールしたけど、本当に正しく動いているかわからない…」「バージョン確認って何をすればいいの?」そんな不安を抱えている方も多いのではないでしょうか。

結論から言うと、Pythonインストール後の確認は、たったの5つのステップで完了します。この記事では、プログラミング初心者でもわかりやすいように、コマンドの実行方法から動作テストまで、丁寧に解説します。

この記事を読むことで、Pythonが正しくインストールされているかを確実に確認でき、安心して次のステップに進むことができます。また、よくあるエラーの対処法も紹介しているので、トラブルが発生した場合もすぐに解決できるでしょう。

Pythonが正しくインストールされているか基本確認

Pythonのインストールが完了したら、まずは基本的な確認作業を行いましょう。ここでは、コマンドラインを使ってPythonのバージョンを確認する方法と、複数のバージョンがインストールされている場合の確認方法について説明します。

コマンドラインでバージョン確認する方法

最も基本的で確実な確認方法は、コマンドラインでPythonのバージョンを表示することです。

Windows環境での確認手順:

  1. Windowsキー + Rを押して「ファイル名を指定して実行」を開く
  2. 「cmd」と入力してEnterキーを押す
  3. コマンドプロンプトが開いたら、以下のコマンドを入力
python --version

または

python -V

正常にインストールされていれば、「Python 3.11.3」のような形式でバージョン情報が表示されます。

Mac環境での確認手順:

  1. Finderから「アプリケーション」→「ユーティリティ」→「ターミナル」を開く
  2. 以下のコマンドを入力
python3 --version

Macの場合、システムに元から入っているPython 2.xと区別するため、「python3」コマンドを使用することが推奨されます。

Linux環境での確認手順:

ターミナルを開いて以下のコマンドを実行します:

python3 --version

複数バージョンがある場合の確認方法

開発環境によっては、複数のPythonバージョンがインストールされている場合があります。この場合、どのバージョンが使用されているかを確認することが重要です。

インストールされているPythonの場所を確認:

Windows:

where python

Mac/Linux:

which python3

利用可能な全てのPythonバージョンを確認:

以下のコマンドを順番に実行して、それぞれのバージョンを確認しましょう:

python --version
python2 --version
python3 --version
python3.9 --version
python3.10 --version
python3.11 --version

存在しないバージョンについては「コマンドが見つかりません」というメッセージが表示されます。

pipパッケージ管理ツールの動作確認

Pythonと同時にインストールされるpipは、外部ライブラリの管理に必須のツールです。pipが正常に動作するかも確認しておきましょう。

pipのバージョン確認

pipが正しくインストールされているかを確認するには、以下のコマンドを実行します:

pip --version

または

pip -V

正常にインストールされていれば、「pip 23.1.2 from…」のような形式でバージョン情報とインストール場所が表示されます。

Python 3.4以降では、pipは標準でインストールされているため、Pythonが正しくインストールされていればpipも利用できるはずです。

インストール済みパッケージの一覧表示

現在インストールされているPythonパッケージを確認することで、pipの動作とPythonの環境状態を把握できます。

pip list

このコマンドを実行すると、以下のような形式でインストール済みパッケージの一覧が表示されます:

Package    Version
---------- -------
pip        23.1.2
setuptools 67.6.1

新規インストール直後であれば、pip、setuptools、wheelなどの基本パッケージのみが表示されます。これは正常な状態です。

特定のパッケージがインストールされているかを確認:

pip show パッケージ名

例えば、requestsライブラリがインストールされているかを確認したい場合:

pip show requests

インストールされていない場合は「Package not found」というメッセージが表示されます。

実際にPythonコードを実行して動作テスト

バージョン確認だけでなく、実際にPythonコードを実行して正常に動作するかテストしましょう。

Hello Worldで基本動作確認

プログラミングの定番である「Hello World」を実行して、Pythonの基本動作を確認します。

方法1:対話モードでの実行

コマンドラインで以下のコマンドを入力:

python

または

python3

「>>>」というプロンプトが表示されたら、以下のコードを入力してEnterキーを押します:

print("Hello, World!")

「Hello, World!」と表示されれば成功です。対話モードを終了するには、以下のコマンドを入力:

exit()

方法2:ファイルから実行

  1. テキストエディタを開いて、以下のコードを入力:
print("Hello, World!")
  1. ファイル名を「hello.py」として保存
  2. コマンドラインで保存したファイルがある場所に移動
  3. 以下のコマンドで実行:
python hello.py

または

python3 hello.py

簡単な計算プログラムでテスト

基本的な演算機能も確認しておきましょう。対話モードで以下のコードを実行してみてください:

# 基本的な四則演算
print(10 + 5)   # 足し算
print(20 - 3)   # 引き算
print(4 * 7)    # 掛け算
print(15 / 3)   # 割り算

# 変数の使用
name = "Python"
version = 3.11
print(f"プログラミング言語: {name}")
print(f"バージョン: {version}")

# リストの操作
numbers = [1, 2, 3, 4, 5]
print(f"リスト: {numbers}")
print(f"合計: {sum(numbers)}")

これらのコードが正常に実行され、期待通りの結果が表示されれば、Pythonは正しく動作しています。

よくあるエラーと対処法

Pythonインストール後によく発生するエラーとその対処法を紹介します。

「Pythonが認識されません」エラーの解決

エラーメッセージの例:

  • 「’python’ は、内部コマンドまたは外部コマンド、操作可能なプログラムまたはバッチ ファイルとして認識されていません。」(Windows)
  • 「command not found: python」(Mac/Linux)

原因:

Pythonがシステムの環境変数(PATH)に追加されていないことが原因です。

Windows環境での対処法:

  1. Windowsキー + Rを押して「sysdm.cpl」を入力
  2. 「詳細設定」タブの「環境変数」をクリック
  3. 「システム環境変数」の「Path」を選択して「編集」
  4. 「新規」をクリックして、Pythonのインストールパスを追加
    • 通常は「C:\Users\ユーザー名\AppData\Local\Programs\Python\Python311」
    • Scripts フォルダも追加:「C:\Users\ユーザー名\AppData\Local\Programs\Python\Python311\Scripts」
  5. 「OK」をクリックして設定を保存
  6. コマンドプロンプトを一度閉じて、再度開いて確認

Mac/Linux環境での対処法:

  1. ターミナルで以下のコマンドを実行してPythonの場所を確認:
find / -name python3 2>/dev/null
  1. ~/.bashrc または ~/.zshrc ファイルを編集:
export PATH="/usr/local/bin/python3:$PATH"
  1. 設定を反映:
source ~/.bashrc

または

source ~/.zshrc

バージョンが表示されない場合の対処

症状:

python --version コマンドを実行してもバージョンが表示されない、または古いバージョンが表示される。

対処法1:コマンドを変更

  • Windows:py --version または py -3 --version
  • Mac/Linux:python3 --version

対処法2:フルパスで実行

Pythonのインストール場所を直接指定して実行:

Windows:

C:\Users\ユーザー名\AppData\Local\Programs\Python\Python311\python.exe --version

Mac:

/usr/local/bin/python3 --version

対処法3:再インストール

上記の方法で解決しない場合は、Pythonの再インストールを検討してください。Python公式サイトから最新版をダウンロードし、インストール時に「Add Python to PATH」にチェックを入れることを忘れずに。

インストール確認後の次のステップ

Pythonのインストール確認が完了したら、効率的に学習を進めるための環境を整えましょう。

開発環境の整備

1. テキストエディタまたはIDEの選択

初心者におすすめの開発環境:

  • Visual Studio Code(VS Code):無料で高機能、Python拡張機能が充実
  • PyCharm Community Edition:Python専用IDE、無料版でも十分な機能
  • IDLE:Pythonに標準で付属する簡易的な開発環境

2. 仮想環境の作成

プロジェクトごとに独立したPython環境を作成することで、パッケージの依存関係を管理できます:

python -m venv myproject

仮想環境のアクティベート:

Windows:

myproject\Scripts\activate

Mac/Linux:

source myproject/bin/activate

3. 必要なライブラリのインストール

データ分析を始める場合の基本ライブラリ:

pip install numpy pandas matplotlib

ウェブスクレイピングを学ぶ場合:

pip install requests beautifulsoup4

学習リソースの紹介

Pythonの学習を効果的に進めるためのリソースを紹介します。

公式ドキュメント:

オンライン学習プラットフォーム:

  • Progate:ブラウザ上でPythonを学習できる初心者向けプラットフォーム
  • paizaラーニング:ゲーム感覚でプログラミングを学習

実践的な学習方法:

  1. 小さなプロジェクトから始める(計算機、じゃんけんゲームなど)
  2. 既存のコードを写経して動作を理解する
  3. エラーメッセージを読んで問題解決能力を身につける
  4. GitHub で他の人のコードを読んで学習する

コミュニティ活用:

  • Stack Overflow:プログラミングに関する質問と回答のコミュニティ
  • Python.jp:日本のPythonコミュニティ
  • 勉強会やハンズオンイベントへの参加
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